怖い話が好きなTさんが体験した話。
季節はもう夏の終わり頃、Tさんは懐中電灯を片手に、友人たちと一緒に人家からかなり離れた神社にやってきた
その神社に特に怖い話とかそういうのは何もないが、肝試しをしようという事でやってきたのだ。
時刻はすでに0時を過ぎている為、神社はシンと静まり返っていて、薄暗い中に佇む神社は不気味だった。
続きを読むこれは入院中、Kさんという看護師さんから聞いた話。
夜の静まり返った病院。
時刻は深夜、ほとんどの灯りが消され、廊下にはかすかな足音だけが響いていた。
看護師のKさんは、ナースステーションで書類整理をしていた。
ふと、ナースコールが鳴り響く。
Kさんはすぐにナースコールの部屋番号を確認したが、その部屋の番号を見て一瞬血の気が引いた。
続きを読むYさんがまだ小学生だった頃の話。
学校の帰り道、普段とは違う山道を通ることにした。
その山道は山のふもとに続く古い道で、ほとんど使われていない場所。
天気もよく、Yさんは一人で静かな山道を歩いていた。
すると道の途中で奇妙な石を見つけた。
普通の石ではなく、目、鼻、口が彫られているかのような石。
まるで小さな顔みたいに見えるその石に、Yさんは不思議な魅力を感じて手に取ってしまった。
続きを読むFさんが大学の友人たちと一緒に、山を散歩していた時の事。
夕暮れが迫り、山の中は徐々に薄暗くなっていく。
彼らは少し道に迷ったものの、楽しげに山道を進んでいた。
だがふとした瞬間、Fさんは遠くから微かに聞こえる音に気づき耳を澄ませた。
それはかすかな祭囃子の音だった。
太鼓や笛、賑やかな声が混じり合い、どこか懐かしい感じさえするその音に、Fさんは足を止めた。
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