怖い話と怪談の処

いつも☆くださる方、ありがとうございます。このブログは知り合いから聞いた話や、思いついた話を載せていきます。完全に自作した話やAIにアイデアを貰った話、心霊系動画に使えそうな素材等を置いていきます。

狐の面を被った男

怖い話が好きなTさんが体験した話。

 

季節はもう夏の終わり頃、Tさんは懐中電灯を片手に、友人たちと一緒に人家からかなり離れた神社にやってきた

その神社に特に怖い話とかそういうのは何もないが、肝試しをしようという事でやってきたのだ。

時刻はすでに0時を過ぎている為、神社はシンと静まり返っていて、薄暗い中に佇む神社は不気味だった。

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見えない演奏者

この話を聞かせてくれたのは、Y先生という結構な年の先生で、彼がまだ新任だった頃のこと。

 

Y先生はその夜、初めての宿直を任されていた。

緊張とともに夜が更けていき、見回りの時間がやってきた。

校内は静まり返り、廊下には自分の足音だけが響く。

今のところ特に何もなく、ただ静かなだけだった。

運が悪いと敷地内に酔った人が入ってくる事があったそうだ。

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目の前で押されたナースコール

これは入院中、Kさんという看護師さんから聞いた話。

 

夜の静まり返った病院。

時刻は深夜、ほとんどの灯りが消され、廊下にはかすかな足音だけが響いていた。

看護師のKさんは、ナースステーションで書類整理をしていた。

ふと、ナースコールが鳴り響く。

Kさんはすぐにナースコールの部屋番号を確認したが、その部屋の番号を見て一瞬血の気が引いた。

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顔のような凹凸がある石

Yさんがまだ小学生だった頃の話。

 

学校の帰り道、普段とは違う山道を通ることにした。

その山道は山のふもとに続く古い道で、ほとんど使われていない場所。

天気もよく、Yさんは一人で静かな山道を歩いていた。

すると道の途中で奇妙な石を見つけた。

普通の石ではなく、目、鼻、口が彫られているかのような石。

まるで小さな顔みたいに見えるその石に、Yさんは不思議な魅力を感じて手に取ってしまった。

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山の奥から聞こえる祭り囃子

Fさんが大学の友人たちと一緒に、山を散歩していた時の事。

 

夕暮れが迫り、山の中は徐々に薄暗くなっていく。

彼らは少し道に迷ったものの、楽しげに山道を進んでいた。

だがふとした瞬間、Fさんは遠くから微かに聞こえる音に気づき耳を澄ませた。

それはかすかな祭囃子の音だった。

太鼓や笛、賑やかな声が混じり合い、どこか懐かしい感じさえするその音に、Fさんは足を止めた。

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森の奥から聞こえる歌

夏のキャンプの夜、高校生のS君たちは、4人でキャンプファイヤーを囲んでいた。

焚き火の明かりが揺れ、火のはぜる音が心地よく響る中、彼らは楽しげに歌を歌い、キャンプの楽しい時間を過ごしていた。

 

その時、どこからともなく森の奥から別の歌声が聞こえてきた。

それはまるでS君たちの歌に合わせるかのように、子供たちが楽しそうに歌っている声だった。

「ねえ、誰かいるのかな?」

A君が不思議そうに呟いたが、誰もその答えは分からなかった。

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カランコロン

ある夏の日の午後、小学四年生のK君たちは、学校が終わってから友達と一緒に山で遊んでいた。

 

彼らは虫取りや木登りに夢中になり、時間が経つのも忘れていた。

しかし夕方になり、太陽が沈み始めるとそろそろ帰る時間だと気づいた。

「もう帰ろうか。」

誰かがそう言い出し、みんなが荷物をまとめて帰る準備をしていた時だった。

「カランコロン」

どこからか不思議な音が聞こえてきた。

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