怖い話と怪談の処

あなたが今読んだその話、本当に「作り話」だと言い切れますか?

2025-07-01から1ヶ月間の記事一覧

届かないはずの電波

大学生のSさんたちは、夏休みに山奥の山小屋へ行くことになった。 普段は都会の騒がしさの中で過ごしているSさんにとって、自然に囲まれるのは久しぶりのことだった。 山小屋は、最寄りの集落から車で一時間ほど走った場所にある、古びた建物だった。 到着し…

ひとり、会議に残っている女性

深夜のオフィスで、資料をまとめていたTさんの話。 会社は静まり返っていて、時計は0時を回っていた。 オフィスの中はエアコンの低いうなり声だけが響いている。 ふと、廊下からカタカタとキーボードを叩くような音が聞こえてきた。 こんな時間に誰かいるの…

山小屋の外の奇妙な光

大学のサークル仲間と、山奥にある古い山小屋に泊まりに来たMさんたち。 夜、みんなで囲炉裏を囲み、酒を飲みながら馬鹿話で盛り上がっていた。 窓の外は真っ暗で、木々を揺らす風の音が響いている。 ちょっとした肝試し気分で、誰かが「この山、昔から変な…

山小屋に残されていた靴

大学生のRさんたちは、夏休みを利用して友人たちと旅行に出かけた。 目的地は、静かな山奥にひっそりと佇む山小屋だった。 インターネットで写真を見た限りでは、古民家風の趣がある、可愛らしい山小屋に見えた。 しかし実際に到着してみると、想像以上に年…

深夜、二階から降りてきた足音

大学生のYさんたちが、夏休みを利用してハイキングに訪れたのは、人里離れた静かな山だった。 彼らが予約していたのは、古びた山小屋。 到着した山小屋は想像以上に年季が入っていて、木の床は歩くたびに軋んだ。 どこかひんやりとした空気が漂い、彼らの他…

集落の実家で聞こえる念仏

医療現場で日々忙しく働く、看護師のYさんから聞いた話。 Yさんは毎年お盆になると、実家のある山間の集落へ帰省していた。 その集落は古めかしい風習が残る場所で、特に夏場の夜には、どこかの家が唱えてるのか、遠くから聞こえる念仏の声がするのが当たり…

登山道の脇に立つ人たち

SNSで知り合ったMさんから聞いた話。 お盆の時期、Mさんは趣味の登山で人気の少ない裏山へ分け入った。 この山はかつて山頂付近に小さな集落があり、お盆には里から先祖の霊を送りに来る人々が列をなしたという言い伝えがあった。 Mさんはそういう話は好きだ…

忘れ物の黒い傘

いつも忙しく働く、フリーランスのNさんから聞いた話。 ある日の夜、打ち合わせを終えて帰ろうとすると、外は雨が降っていた。 Nさんは急いで終電に乗り込み、なんとか最寄りの駅にたどり着く。 電車を降りて改札を出ようとしたその時、ふと視線が駅のベンチ…

人とは思えないものが立っている

友人のKさんが大学生だった頃の話。 Kさんは大学の夏休みを利用して、実家のある田舎に帰省していた。 都会の騒がしさから離れ、久しぶりに味わう静けさは心地よかった。 夜になると街灯の少ない道は漆黒に染まり、虫の声だけが響く。 Kさんはその日もコンビ…

突然停車してしまった電車

会社員のSさんが体験した話。 その日、Sさんは残業で遅くなり、最終電車に飛び乗った。 いつもと変わらない夜の駅、そして乗り慣れた路線の電車。 疲労で重い体を座席に沈め、Sさんは目を閉じた。 電車は定刻通りに発車し、ガタンゴトンと規則正しい音を立て…

座席の隣に何かが座った

大学生のTさんから聞いた話。 Tさんは大学の近くでアルバイトをしていて、いつも終電で帰宅していた。 その日はバイト先の店が急に忙しくなり、Tさんが解放されたのは日付が変わる寸前だった。 ホームは人影もまばらで、いつもの煩さが嘘のように静かだった…

旅館の押入れに置いてあったぬいぐるみ

小学五年生だったYさんが、家族旅行で訪れた古い温泉旅館での出来事。 昔ながらの趣があるその旅館は、廊下を歩くたびに床がきしむ音がするほど、年季が入っていた。 Yさんが家族と通された部屋は、広縁のついた和室だった。 荷物を置いて一息ついた時、ふと…

テントの外にいたのは何だったのか

夏の林間学校での話。 中学生だったTさんは、山奥のキャンプ場に泊まることになった。 夜にはキャンプファイヤーがあり、生徒たちの笑い声が山に響いていた。 消灯の時間になり、Tさんたち4人の生徒はテントに入り、寝袋にくるまった。 皆、小声で今日の出来…

海辺のスケッチ

Mさんが小学六年生の夏休みに、親戚の家に泊まりに行った時の事。 その家は海の近くにあり、庭から細い坂道を下ると、すぐに小さな入り江の海岸に出られる。 観光客も少なく、静かで波音だけが絶えず耳に届く場所だった。 Mさんは絵を描くのが好きで、親戚の…

トイレの中に誰かいる

Hさんが小学四年生の夏休みに体験した話。 Hさんの住む家は、築数十年は経つであろう古い木造家屋だった。 真夏の蒸し暑さがまとわりつくような夜、Hさんは寝苦しさから何度も寝返りを打っていたが、ようやく眠りについたはずだった。 ふと、意識が浮上した…

蝉が鳴き止む先の祠に

夏休み、社会人のTさんが、久しぶりに実家に帰省した時の話。 連日うだるような暑さが続いていたが、故郷の空気はどこか懐かしい。 Tさんは、ふと思い立って裏山へ散策に出かけることにした。 子供の頃、秘密基地のようにして遊んでいた場所がある。 鬱蒼と…

閉館後のプールの中

大学生のKさんは、市民プールで監視員のアルバイトをしていた。 蒸し暑い夏の夜。 閉館時間の午後9時を過ぎ、遊びに来ていたお客さんたちは全ていなくなり、車の通る音や虫の鳴き声だけになっていた。 Kさんは手に持った懐中電灯で、プールサイドや更衣室に…

お盆の時期の座敷の灯り

これはTさんがまだ小学生だった頃の話。 Tさんは夏休みを祖父母の家で過ごしていた。 祖父母の家は山あいの小さな集落にあり、周りには田んぼが広がるとても静かな場所だった。 特に夏のお盆の時期は、昼間はセミの声がうるさいほどだったが、夜になるとカエ…

谷底に向かって叫ぶ女性

大学生のSさんから聞いた話。 その日、Sさんは数人の友人と連れだって、比較的気軽なハイキングコースとして知られる山を訪れていた。 都会の騒がしさから離れ、心地よい風と鳥のさえずりを楽しみながら、彼らは山頂を目指して歩いていた。 他愛もない話で盛…