2026-03-01から1ヶ月間の記事一覧
深夜の美容室で練習中の新人美容師が、鏡の端に映り込む「見知らぬ肩」を目撃する。翌朝、無人の店内にあるはずのない予約が入っていた。
深夜のオフィスビルで、エレベーターの「閉」ボタンを3回連打したSさん。彼が辿り着いたのは、存在しないはずの「1.5階」だった。そこにあったのは、ビルが建つ前の忌まわしい記憶。
旅先で撮った何気ない自撮り写真。最近のスマホAIは、背景に写り込んだ人物まで自動で判別し、名前を付けてくれる。だが、Kさんが手にした画面には、誰もいないはずの闇の中に「亡くなったはずの近所の住人」の名前がラベリングされていた。一度認識されたそ…
出張先で泊まった古びたホテル。深夜2時、沈黙を破り鳴り響いた内線電話の主は、フロントではなく「子供の声」だった。「明日の予約、1名追加ですね?」——覚えのない不気味な確認。翌朝、チェックアウトしようとしたRさんは、宿泊名簿に刻まれた「小さな泥の…
終電を逃した無人駅。手持ち無沙汰に眺めた古い掲示板に貼られた「お忘れ物のお知らせ」。そこには『お忘れ物:命』という不気味な文言と、自分のフルネームが記されていた。背後から近づく乾いた足音と、「お忘れですよ」という掠れた声。自分の名前さえも…
家賃の安さに惹かれて入居した古いアパート。夜な夜な押し入れの奥から聞こえる、誰かが「折り紙を折る」乾いた音。隙間から滑り出してきた真っ白な折り鶴を広げると、そこには狂気的なまでの「謝罪の言葉」が。数万の紙が生き物のようにうねり、寝ている男…
深夜2時、静まり返ったファミレスで一人作業を続ける男。ふと手に取った伝票の裏には、青いペンで「誰かの日記」がびっしりと綴られていた。そこには、今この場所で自分を監視する「異形な視線」の恐怖が。客は自分一人のはずなのに、向かいの椅子がゆっくり…