怖い話と怪談の処

あなたが今読んだその話、本当に「作り話」だと言い切れますか?

【ネタ怪談】【戦慄】夜の図書館で視線を感じ続けた結果、事務室に呼び出されて「予想だにしない事実」を告げられた話

この話はネタ記事ですので、今までの怖い話とは経路が違います。

変なネタでもいい!という方のみどうぞ。

 

静まり返った夜の図書館というのは、独特の雰囲気がある。ある時、私は市内の端にある古い図書館で調べ物をしていた。

 

時刻は20時過ぎ。閉館まであと1時間といったところだ。

広い閲覧室には私の他に数人しかいない。ページをめくる音さえやけに大きく響くような静寂。

そんな中、私は「視線」を感じた。

本棚と本棚のわずかな隙間。そこから誰かがこちらを覗いているのだ。

最初は「気のせいだろう」と目を逸らした。しかし、数分おきに顔を上げると、やはりそこには「何か」がいる。

隙間にぼんやりと人の顔のような、黒い塊が見える。…嫌な予感がした。

私は意を決して、その本棚の向こう側を確認しに行くことにした。もし不審者なら放っておくわけにはいかない。

 

…誰もいない。

 

隠れる場所なんてどこにもない。隣の通路も、その奥の通路も、誰も歩いている気配すらしない。

念のためフロアを一周してみたが、やはり私以外の利用者は、遠くの席に座っている年輩の方だけだった。見間違いか。私は自分にそう言い聞かせ、席に戻って再び本を広げた。

 

まただ。

また同じ隙間からじっとこちらを見ている。今度はさっきよりも少しだけ、その「顔」がはっきりと見える気がした。

結局、集中できないまま閉館のチャイムが鳴った。私は数冊の資料を持って受付へと向かった。

 

貸出手続きの最中、私は何気なく受付の職員に伝えてみた。

 

「あの、奥の棚のあたり、まだ誰か残っているみたいですよ。さっきからずっとこっちを見ていたので」

 

職員の顔がわずかにこわばった。「あ…そうですか。確認いたします」

職員はすぐにインカムで警備員に連絡を入れ、私の貸出手続きを進める。

しばらくして本を受け取り、出口へ向かおうとした。

 

「あの、お客様」

 

呼び止められた。奥の事務室から出てきた別の職員が、困惑したような、あるいは少し怯えたような顔で私を見た。

「今、警備員がフロアを確認し、監視カメラの映像も巻き戻してチェックしたのですが…」

職員は一度言葉を切った。

 

「お客様の周りには最初から最後まで、誰も映っていませんでした」

 

何を言っているのか一瞬理解できなかった。職員は震える声でこう続けた。

「お客様お一人だけが…何もない本棚に向かって何度も会釈をしたり、隙間を覗き込んだりしている姿しか記録にないんです

 

 

外に出ると夜の空気は驚くほど冷たかった。

私は一体誰に挨拶をしていたのか。腕に抱えた借りた本が鉛のように重く感じられた。