2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
ある大学生たちが見つけた噂。 場所は森に囲まれた山奥の廃病院。 かつては賑わっていた病院だったが、今はもう廃墟と化し、ボロボロの建物が寂しげに立っている。 その廃病院には夜な夜な赤い影が漂い、訪れた人を行方不明にするという恐ろしい噂が囁かれて…
ある日の深夜、友人のYとK、そして私は飲み会の帰り道だった。 終電を逃してしまい、タクシーで帰ることにした。 街灯が少ない暗い道を歩きながら、運よくタクシーを見つけた。 黒いタクシーだったが、こんな時間に乗れるだけありがたいと思い、私たちは乗り…
友人のSとK、そして俺の三人は、いつも肝試しを楽しんでいる。 ある日、Sが面白い話を持ってきた。 山奥にある古びた屋敷に、青いドレスを着た人形が置かれているらしい。 その人形を持ち帰ると夜中に動き出し、持ち主を襲うという噂があるというのだ。 「ど…
山奥にある、廃線になったトンネル…そこには、かつて列車事故で亡くなった多くの犠牲者の霊が彷徨っていると言われている。 その名も「怨霊トンネル」。 好奇心旺盛な若者たちは、この場所を肝試しスポットとして訪れることが後を絶たない。 ある夏の夜、肝…
夜遅く、最終電車が駅と駅の間を走っていると、線路の上を人影が走っているのが見えることがあるらしい。 その影は突然現れて、何もなかったかのように消えてしまうと言う。 その日、Oさんは最終電車を運転していた。 静かな夜、電車のライトが暗闇を照らし…
これは私の友人Kが、大学時代に体験した話。 KとFは夏休みに、二人の高校時代の友人のYが、地方で借りたという一軒家に遊びに行くことになった。 Yの家は二階建てで、広い庭には古びた井戸があった。 その一軒家は驚くほど安い賃料で借りられたとYは話してい…
これはある真夏の夜、0時を過ぎた頃に体験した話。 その夜、俺と友人のBは、大学の夏休みを利用してBの親が持っている山奥の別荘に泊まっていた。 昼間は川遊びやバーベキューを楽しみ、夜は涼しい風に当たりながらビールを飲んでリラックスしていた。 夜も…
ある夏の深夜、俺は友人のAと一緒にドライブをしていた。 都会の喧騒から離れ、山道を走っていたとき、目的地に向かう途中で長いトンネルに差し掛かった。 そのトンネルは古びたオレンジ色のライトが等間隔に並んでいて、薄暗い雰囲気を醸し出していた。 深…
病室で知り合ったYさんという方から聞いた話。 それは夜遅くでの事。 「まもなく、〇〇駅に到着いたします。 お乗り換えのお客様は…」 車掌のYさんは、いつものように車内アナウンスをしていた。 しかしその日は、いつものアナウンスに何かが重なっていた。 …
友人のRはアンティークや骨董品に興味があり、よくネットオークションを眺めていたそうだ。 ある日、彼はとんでもない掘り出し物を見つけた。 それは木彫りの仏像。 温かみのある木目、柔和な顔立ち、そして何より目を引いたのはその値段だった。 (こんな値…
大学生のサオリは、フリーマーケットで奇妙なDVDを見つけた。 それは骨董品やガラクタが所狭しと並ぶ中、薄汚れた段ボール箱の底に無造作に置かれていた。 ジャケット写真もタイトルも何もない、ただの銀色の円盤。 (なんだろう… これ…?) サオリは不思議…
大学生のショウタとユウキは、肝試し好きな二人組だった。 「おい、ショウタ、聞いたか?あの廃墟になった遊園地のこと…」 「ああ、"◯◯遊園地"か?なんで急にそんな話…」 ショウタがスマホゲームに熱中しながら答えると、ユウキはニヤリと笑って続けた。 「…
OLのミサキは、毎晩のように残業続きで疲れ切っていた。 今日も終電間際の時間に会社を出て、重い足取りで家路につく。 「はぁ…もうこんな時間…」 時刻は午前0時を回っていた。 人気のない通りを歩くミサキの横を、冷たい夜風が吹き抜けていく。 「…早く帰り…
あれは私がまだ駆け出しの看護師だった頃の話です…。 私が勤めていた総合病院は市内で一番大きく、いつも患者さんでごった返していました。 ある夜、深夜勤務を終えようとしていた時のことです。 いつも通り、担当する患者さんの最後の巡回を終え、ナースス…
ある人に聞いた話。 その学校には奇妙な噂があった。 夜、誰もいないはずの美術室から、カンバスをこする音や絵筆を洗う音が聞こえてくる…というものだ。 「先生、美術室って、夜になると誰か入ってるんですか?」 ある日、好奇心旺盛な女子生徒、サヤが美術…
深夜2時、都内にあるデザイン会社の事務所で、Aは一人黙々と残業をしていた。 締め切り間近のプロジェクトがあり、デザイナーであるAは、修正に次ぐ修正でへとへとだった。 4階にある静まり返ったオフィスには、Aの操作するPCのマウスのクリック音だけが響い…
ある夜、大学の友人たちと肝試しをすることになった。 俺、A、B、C、Dの5人で、キャンパスの裏山にある廃墟に向かった。 噂では、そこには幽霊が出ると言われていた。 夜中の12時、懐中電灯を片手に俺たちは廃墟に到着した。 入り口には「入るな」と書かれた…
これは、大学時代にサークルの友人たちと山奥のキャンプ場に行った時に起こった話。 その夏、俺たちはサークルのメンバー6人で、車2台を連ねて山奥のキャンプ場に向かった。 キャンプは恒例の行事だったが、今回は特に山奥の静かな場所を選んだ。 目的地に着…
大学時代の友人たちが、夏休みに久しぶりに集まることになった。 彼らは「怪現象が起こる」という噂のある山奥の古い旅館に泊まることにした。 友人の一人が運転する車で、話に花を咲かせながら旅館へ向かった。 夕方、旅館に到着すると、チェックインを済ま…
ある夏の日、友達のタカシと俺は、山奥にあるっていう廃村を探検することにした。 その村は地図にも載ってなくて、地元の人もその存在をあんまり話したがらない、いわくつきの場所だった。 俺たちは朝早く出発して車で山道を進んでいった。 道は次第に狭くな…
知り合いのKの話。 Kは大学の生物部員で、夏休みに入った時、先輩から「山の昆虫の生態調査」という課題を任された。 場所は大学の研究林に隣接する、原生林が残る山腹だ。 「定点カメラを設置して一週間ほど撮影するんだ。 どんな昆虫がいつ現れるか貴重な…
これはA子さんという子が一人暮らしをした時の話。 A子が一人暮らしを始めて3ヶ月が経った。 住んでいるアパートは築年数は古いものの、家賃も安く、駅にも近いので気に入っていた。 ある夜、いつものようにベッドで本を読んでいると、壁の向こうからかすか…
山奥に住むBさんから聞いた、奇妙な体験談。 Bさんがまだ小学生だった頃、山裾の小さな村に住んでいた。 家のすぐ裏は森が広がり、少し歩けば山道が始まるような自然豊かな環境だった。 BさんにはF君とEちゃんという仲の良い友達がいて、よく3人で森の中で秘…
6月初旬、Yと友人は気分転換に海辺の安いホテルを訪れた。 まだシーズンオフだったためか、ホテルは閑散としており、宿泊客の姿はほとんど見られなかった。 午前中にホテルに到着した二人は、荷物を部屋に置いてすぐに近くの海に出かけた。 曇り空ではあった…
夏の終わり、大学生のグループが山奥のキャンプ場を訪れた。 そこは携帯電話の電波も届かないような秘境で、深い森に囲まれた静かな場所だった。 彼らは学生最後の思い出作りに、自然の中で羽を伸ばそうとやってきたのだ。 キャンプ場に着くと管理者のおじさ…
毎年夏になると、家族で山の別荘に行くのが恒例だった。 別荘の裏手には鬱蒼とした森が広がっており、子供の頃は少し不気味な感じがして近づかないようにしていた。 ある年の夏、好奇心に駆られて森の中に入ってみた。 木々の間を進んでいくと、小さな祠を見…
友人は子供の頃、山間の小さな村に住んでいた。 村の外れには鬱蒼とした森が広がる山があり、そこには「入ってはいけない」と村人たちに言い伝えられている場所があった。 理由は定かではないが、その場所は昔から何かがいると噂され近づく者はいなかった。 …