怖い話と怪談の処

いつも☆くださる方、ありがとうございます。このブログは知り合いから聞いた話や、思いついた話を載せていきます。完全に自作した話やAIにアイデアを貰った話、心霊系動画に使えそうな素材等を置いていきます。

山関係

月見の夜の狐火

この話は、ある田舎の村で毎年10月の満月の夜に起こる不思議な出来事にまつわるもの。 その村には高台があり、村人たちはそこから満月を見るのを楽しみにしていた。 特に10月の月は美しく、満ちた月が夜空に輝く様子を村人たちは「月見の夜」と呼んでいた。 …

紅葉の迷路

Kさんはその日、仕事が忙しくストレスを感じていた。 近所にある紅葉の名所がライトアップされていると聞き、一人でリフレッシュがてら夜の散歩に出かけることにした。 紅葉を見るのは久しぶりで、綺麗な景色を見て気分転換になるだろうと思ったのだ。 山道…

落ち葉の足音

秋の紅葉が美しい山道を、Uさんは一人でハイキングを楽しんでいた。 辺りはひっそりと静まり返っていて、時折風が吹くと木々の葉がカサカサと音を立てる。 足元には色とりどりの落ち葉が敷き詰められ、歩くたびにカシャカシャと音が鳴るのが心地よかった。 …

深夜の山道 バックミラーに映る女

これは、数年前に知り合いのUさんが体験した不気味な話。 その夜、Uさんは仕事の関係で遅くなり、深夜に一人で山道を車で走っていた。 山道は街灯もほとんどなく、車のヘッドライトだけが道を照らしている。 車内には静かにエンジン音が響くだけで、Uさんは…

顔のような凹凸がある石

Yさんがまだ小学生だった頃の話。 学校の帰り道、普段とは違う山道を通ることにした。 その山道は山のふもとに続く古い道で、ほとんど使われていない場所。 天気もよく、Yさんは一人で静かな山道を歩いていた。 すると道の途中で奇妙な石を見つけた。 普通の…

山の奥から聞こえる祭り囃子

Fさんが大学の友人たちと一緒に、山を散歩していた時の事。 夕暮れが迫り、山の中は徐々に薄暗くなっていく。 彼らは少し道に迷ったものの、楽しげに山道を進んでいた。 だがふとした瞬間、Fさんは遠くから微かに聞こえる音に気づき耳を澄ませた。 それはか…

森の奥から聞こえる歌

夏のキャンプの夜、高校生のS君たちは、4人でキャンプファイヤーを囲んでいた。 焚き火の明かりが揺れ、火のはぜる音が心地よく響る中、彼らは楽しげに歌を歌い、キャンプの楽しい時間を過ごしていた。 その時、どこからともなく森の奥から別の歌声が聞こえ…

カランコロン

ある夏の日の午後、小学四年生のK君たちは、学校が終わってから友達と一緒に山で遊んでいた。 彼らは虫取りや木登りに夢中になり、時間が経つのも忘れていた。 しかし夕方になり、太陽が沈み始めるとそろそろ帰る時間だと気づいた。 「もう帰ろうか。」 誰か…

七人目の食器

大学時代、登山部で仲が良かったAさんたちの話。 Aさんたち六人は、夏のお盆休みを利用して山奥の小さな山小屋に泊まることにした。 事前に電話で予約を入れた際、管理人さんから 「私たち山小屋のスタッフは夕方に下山しますので、食器や寝具はあらかじめ用…

お盆 登山道をくだってくる人影

日が傾き始めたお盆の夕方、俺はとある山を一人で登っていた。 目的は山頂付近にある小さな祠。 毎年お盆には、そこに登って亡くなった祖父を偲んでいたのだ。 しかし今年は少し道を間違えたらしく、人気のない獣道に入ってしまったらしい。 辺りは徐々に暗…

山小屋で聞こえてくる「トントン」という音

山深い山中で一人で登山をしていた時の話。 日が暮れ、予定していたよりもだいぶ道を進んでしまっていた私は、途方に暮れかけていた。 そんな時、木々の奥まった所に古びた山小屋があるのに気づいた。 「あんなところに…」 山小屋なら管理人が常駐しているは…

狐の宴

ある晩、山奥の小さな村に住むSさんは森の奥で仕事をしていたのだが、休憩していたときについ寝てしまい、気がつくともう夜になっていた。 おもいきり寝過ごした!と急いで帰っていると、夜の静けさの中にかすかな音楽のようなものが聞こえてきた。 「こんな…

登山中、霧の中に見える先導者

ある秋の朝、友人のNとM、そして俺の三人は久しぶりに山登りに出かけた。 天気は曇りがちだったが、登山には問題ないと思っていた。 山の麓に着いた頃、霧が立ち込め始めていたが、俺たちは気にせず登ることにした。 登山道を進むにつれて霧はどんどん濃くな…

霧の中で出会った人たち

社会人のAさんが登山をして体験した話。 久々にまとまった休みが取れたので、学生時代から好きだった登山をすることにした。 朝早くに車で山の麓に向かい、登山を開始。 静かな山道を歩きながら、新鮮な空気と山の景色を楽しんでいた。 しばらく山を登ってい…

夜の炭焼き小屋の戸を叩く音

山奥深くで炭焼きを生業とするFさんがいた。 炭焼きは孤独な作業。日が昇ると山に入り、窯の火を見守りながら日が暮れるまでただひたすらに時を過ごす。 ある年の夏の終わり、炭焼き小屋で一晩を明かしていたFさんは奇妙な物音で目を覚ました。 それは小屋の…

木に浮かぶ顔

久しぶりに大学時代の友人たちと再会し、登山をした日の事。 F、Y、Eの3人は、それぞれ社会人となり、忙しい日々を送っていたが、この日は特別な計画があった。 大学時代によく行っていた山に登るため、朝方に駅で待ち合わせしていた。 「久しぶりだな、みん…

雨宿りの古寺

6月も半ばを過ぎた頃、Nという若者が一人旅の途中で激しい雷雨に見舞われた。 ずぶ濡れになりながら雨宿りできる場所を探していると、山道の脇にひっそりと佇む古びたお寺を見つけた。 「こんな山奥にお寺があるなんて」 Nさんは驚いた様子でお寺の門をくぐ…

廃村の中で囁く女

ある夏の日、友達のタカシと俺は、山奥にあるっていう廃村を探検することにした。 その村は地図にも載ってなくて、地元の人もその存在をあんまり話したがらない、いわくつきの場所だった。 俺たちは朝早く出発して車で山道を進んでいった。 道は次第に狭くな…

深夜、定点カメラに映った白い影

知り合いのKの話。 Kは大学の生物部員で、夏休みに入った時、先輩から「山の昆虫の生態調査」という課題を任された。 場所は大学の研究林に隣接する、原生林が残る山腹だ。 「定点カメラを設置して一週間ほど撮影するんだ。 どんな昆虫がいつ現れるか貴重な…

木が鬱蒼と茂る森の中から

山奥に住むBさんから聞いた、奇妙な体験談。 Bさんがまだ小学生だった頃、山裾の小さな村に住んでいた。 家のすぐ裏は森が広がり、少し歩けば山道が始まるような自然豊かな環境だった。 BさんにはF君とEちゃんという仲の良い友達がいて、よく3人で森の中で秘…

顔のない蛇の祠

毎年夏になると、家族で山の別荘に行くのが恒例だった。 別荘の裏手には鬱蒼とした森が広がっており、子供の頃は少し不気味な感じがして近づかないようにしていた。 ある年の夏、好奇心に駆られて森の中に入ってみた。 木々の間を進んでいくと、小さな祠を見…

注連縄に囲まれた祠

友人は子供の頃、山間の小さな村に住んでいた。 村の外れには鬱蒼とした森が広がる山があり、そこには「入ってはいけない」と村人たちに言い伝えられている場所があった。 理由は定かではないが、その場所は昔から何かがいると噂され近づく者はいなかった。 …

竹藪と色あせた風車

小学校の帰り道、私はいつも近道のために裏山にある竹薮を抜けていた。 鬱蒼とした竹林は昼でも薄暗く、少し不気味だったが近道できるメリットには代えられなかった。 ある日、いつものように竹薮を歩いていると、奇妙な物音に気づいた。 ガサガサと竹が揺れ…

霧の中に浮かぶ背の高い人影

これは知り合いの人から聞いた話なので、聞いたそのままをここに記述します。 深い霧に包まれた山奥の森。 焚き火の爆ぜる音だけが響く静寂の中、キャンパーのVは一人、テントの中で不安に震えていた。 さっきから焚き火の向こうの霧の中に、人影のようなも…

山小屋に入ってこない人

知り合いのRさんは山登りが趣味で、週末や長期休暇に登山を楽しんでいた。 夏の初め頃、たまたま取れた長期休暇を利用して、山に登り、山小屋で一泊することにした。 山小屋には2段ベッドが2つあり、Rさんは下の段で寝ることにした。 夜、Rさんが本を読んで…

かくれんぼの時に草むらから出てきたもの

知り合いのYから聞いた話。 時期は5月の午後、小学5年生のYは、いつものように友達数人と近くの山でかくれんぼをしていた。 山の中と言っても森のような鬱蒼と茂った木々等はなく、草や雑木、木がまばらにある林のような場所で、子供にとって最高の遊び場だ…

遭難した時に洞窟にいた人

大学生のFは登山が趣味だった。 ある日、Fはいつもと違う山に挑戦することにした。 それは人里離れた奥地にあり、難易度が高いことで知られる山だった。 Fは朝早く登山を開始し、順調に山頂を目指していた。 しかし午後になると天候が急変し、濃霧が立ち…

山奥の祠の中にあった犬頭の石像

もう20年以上前の事。 夏のある日、私は大学の友人3人と山奥でテントを貼りキャンプをしていた。 周囲は木に囲まれた場所だった。 昼間、私たちは周囲を探索していたのだが、しばらく歩いていると友人Bが足を滑らせて転んでしまった。 彼が転んだ先には…

岩場の影から覗いている

私の知り合いAは、子供の頃に山奥にある小さな村で育ち、近所の子供たちとよく山の中にある河原で遊んでいた。 ある夏の日、Aたちはいつものように河原で遊んでいたが、ふと岩場の影に人のようなものが、顔だけ半分出してこちらを覗いているのを見つけた。…

深夜のテニス

高校時代、テニス部に所属していた私は、夏休みに合宿で地方の山奥にある宿泊施設に泊まっていた。 緑に囲まれた静かな環境で、日中の練習は充実していた。 しかし夜になると話は別だ。 街灯も少なく周囲は真っ暗闇に包まれる。 虫の鳴き声だけが響き渡り、…