怖い話と怪談の処

いつも☆くださる方、ありがとうございます。このブログは知り合いから聞いた話や、思いついた話を載せていきます。完全に自作した話やAIにアイデアを貰った話、心霊系動画に使えそうな素材等を置いていきます。

怖い話(未分類)

月明かりの紅葉の影

山奥の神社へと続く紅葉の道は、10月の満月の夜に特別な雰囲気を漂わせる。 紅葉が月光を浴びて鮮やかに輝き幻想的な光景が広がるが、この道には古い言い伝えがあった。 満月の夜に一人で歩くと紅葉の影がゆっくりと動き、まるで誰かが後ろからついてくる気…

秋祭りの終わりに見た団体

これはBさんが体験した奇妙な話。 秋祭りの片付けが一段落し、Bさんは会場の片隅にあるベンチに腰掛けて一息つこうとしていた。 祭りの会場はさっきまでの賑やかさが無くなり、秋の冷たい夜風が肌に当たる。 そんな会場を見つめながら、今年ももう終わりか、…

稲の音

秋も深まり稲穂が黄金色に輝く頃、Mさんは夕方まで田んぼで稲刈りをしていた。 日が沈みかけた頃、あと一息だと作業していると、背後で「カサカサ」と何かが擦れるような音が聞こえてきた。 風が稲を揺らしているのだろう、と最初は気にせずにいた。 しかし…

彼岸の渡し船

これはある家族が彼岸の季節に体験した話。 毎年春と秋の彼岸になると、家族でお墓参りに出かけることが習慣になっていた。 その年も例年通り、お供え物を持ってお墓へ向かうことにした。 墓地は山奥にあり、周囲にはひっそりとした古い林道が続いている。 …

月見の時に見た白い影

ある満月の夜、これはSさんが体験した月見をしていた時の話。 その日はとても綺麗な満月で、Sさんは友人と三人で郊外の広場に出かけて月見を楽しんでいた。 風もなく少しひんやりとした夜。 月明かりが淡く地面を照らし、三人はしばらく無言で月を見上げてい…

見えない演奏者

この話を聞かせてくれたのは、Y先生という結構な年の先生で、彼がまだ新任だった頃のこと。 Y先生はその夜、初めての宿直を任されていた。 緊張とともに夜が更けていき、見回りの時間がやってきた。 校内は静まり返り、廊下には自分の足音だけが響く。 今の…

迎え火で現れた老人

毎年恒例、お盆の迎え火。 パチパチと音を立てる炎を見つめながら、線香の香りに包まれ、ご先祖様との再会を心待ちにしていた。 「今年も無事に帰ってきてください」 そう呟いた時、何かが視界の端に映った。 燃え盛る炎の中に、見慣れない老人の姿が浮かび…

消えた通学路

K君は毎朝通っている通学路が好きだった。 家から学校までの道のりは、友達と合流して一緒に歩くのが楽しみだったからだ。 その日もいつものように家を出て、友達と待ち合わせ場所で合流した。 ところがいつもの角を曲がった瞬間、K君たちは立ち止まった。 …

【都市伝説系】高身長の女性

都会の喧騒から離れ、田舎の大学に進学するために引っ越してきたFさん。 新しい環境に胸を躍らせていたが、そこで奇妙な噂を耳にすることになった。 Fさんが大学に入学して間もない頃、友人たちと一緒に村の古い図書館で課題に取り組んでいた。 図書館は夜遅…

お盆の夜の肝試し

お盆の夜、Sさんと友人たちは夏の恒例行事として、肝試しに出かけることにした。 目的地は地域の外れにある古いお寺の跡地だった。 時間は23時過ぎ、懐中電灯やスマホのライトを手にしたSさんたちは、お寺の跡地へと向かったのだが、途中で奇妙な音や影に驚…

見知らぬ人が混じる盆踊り

お盆の夜、Sさんたちの村では毎年恒例の盆踊りが開催されている。 盆踊りやぐらの周りには色とりどりの提灯が灯り、村人たちは浴衣を着て賑やかに踊りを楽しんでいた。 Sさんも友人たちと一緒に輪の中に加わり、盆踊りのリズムに合わせて踊っていた。 笑い声…

墓参りに行った時にいた人

小学生だったSさんは、毎年家族と一緒に亡くなった祖父の墓参りに行っていた。 真夏の日差しが照りつける中、家族は祖父の墓に向かい手を合わせて供養を始めた。 墓参りが終わり家族が帰ろうとしたその時、Sさんが周りの墓地を見渡していると、そこには見覚…

狐火の奇妙な体験

ある夏の夜、Aさんは山奥の温泉宿に一人で宿泊していた。 その日は涼しい風が吹いており、夕食後に夜の散歩に出かけた。 山道を歩いていると、ふと前方に青白い光が見えた。 「何だろう?あの光は」 Aさんは好奇心に駆られて光の方向に足を向けた。その光は…

消えていく終電の乗客

7月の蒸し暑い夜、Aさんは仕事が遅くなり終電間際の電車に駆け込んだ。 車内は思ったよりも混んでおり、座席に座ることはできなかったがなんとか立っているスペースを見つけた。 電車が出発し、疲れた体を窓に寄りかからせながら、Aさんはぼんやりと外の景…

夜の海面に浮かぶ人

7月の蒸し暑い夜、Aさんたちは泊まりに来た宿の近くにある海辺で、コンビニで買った花火を楽しんでいた。 海風が心地よく賑やかな笑い声が響いていたが、ふとBさんが海を指さした。 「あれ、なんだろう?」 皆が指さす方向を見ると、夜の闇に溶け込むような…

奇妙な短冊

ある年の七夕の夜、神社の境内は色とりどりの短冊で飾られた笹の葉で華やかだった。 Yさんはその神社で毎年行われる七夕祭りを楽しみにしており、今年も友人たちと一緒に参加していた。 夜空を見上げながら笹の葉を眺めていると、一枚の短冊が目に留まった。…

ショート怪談まとめ02

Eさんが小学生の頃、友人の家の地下室で遊んでいると、地面から囁き声が聞こえてきた。 耳を澄ますと「出て行け」と繰り返している。 驚いて友人に話すと彼も同じ声を聞いたという。 二人は怖くなり、その事を大人に伝えた。 大人たちは最初は信じなかったが…

ショート怪談まとめ01

1本だと短すぎる為、何本かここに載せて起きます。 知り合いから聞いた話。 深夜、山のキャンプ地の河原で友人と焚き火を囲んでいると、突然川の向こうから叫び声が聞こえてきた。 驚いて声の方に懐中電灯を向けると、対岸に苦しそうにして手を振る人影が見…

深夜の予約電話

タクシー運転手のKさんは、深夜のシフトを終えかけていた。 夜のタクシー業務は酔っ払い客や奇妙な出来事が多いが、それに慣れてしまうのがこの仕事の常だった。 その夜も、Kさんは最後の一件を終えて会社に戻るところだった。 時計は午前1時半を指していた。…

書架の間から覗く影

Nさんという人から聞いた話。 Nさんは大学生で、試験近くに深夜まで図書館で勉強することが多かった。 大学の近くにあるその図書館は、24時間営業しており学生たちにとっては非常に便利な場所だった。 ある晩、図書館で勉強をしていたNさんは、深夜1時を過ぎ…

終電に乗り合わせる黒いコートを着た人

Mさんは、毎晩遅くまで働く会社員だった。 仕事は次の日にまわしても良かったのだが、ついつい気になってやり続けてしまい、帰宅はいつも終電近くになってしまう。 そんな彼がある日、奇妙な体験をした。 その日は特に疲れていて、仕事が終わった頃にはもう…

視えないモノからの着信

知り合いのKさんが体験した話。 Kさんはその日、残業で帰りが遅くなってしまった。 帰宅してシャワーを浴び、ベッドに横たわるともう午前2時を過ぎていた。 スマホの画面を確認し、明日のアラームをセットして寝る準備をしていた。 するとその時、スマホが突…

朽ち果てた家で見つけた日記

廃墟巡りをしていた人が廃墟で見つけた日記。 7月1日 今日はこの村に引っ越してきた記念すべき日だ。 自然に囲まれた静かな場所で、都会の喧騒を離れて穏やかに暮らしていけると思うと、今から楽しみで仕方ない。 7月15日 この村の人々はどこかよそよそしい。…

赤いヘッドライトの車

日本各地に存在する「いわくつきのトンネル」。 山の中にある○○トンネルもまた、そんな曰く付きスポットとして地元では有名な場所だった。 私が耳にしたのは、このトンネルで起こる奇妙な現象についてだった。 それは「赤いヘッドライトの車」の怪異。 「深…

トンネルの中に現れる少女

ある地方の山奥に一つの古びたトンネルがあった。 そのトンネルは長い間使われておらず、昼間でも薄暗い雰囲気を漂わせていて、地元の人々の間では、このトンネルにまつわる恐ろしい噂が広まっていた。 その噂とは、夜になると「白い少女」が現れるというも…

深夜にやってきた顔のない客

深夜のコンビニで働くIさんは、いつものように夜勤に入っていた。 町外れにあるそのコンビニは、夜になると閑散として客足も途絶えがちだ。 時計の針が午前2時を指していた頃、店内はしんと静まり返っていた。 (休憩室に行こうかな…) Iさんはレジのカウン…

玄関の前に置いてあった泥団子

※虫が苦手な方はこの話は読まない方がいいです。 夏の暑さが本格的になる少し前、古い一軒家で奇妙な出来事が起こった。 雨が降る中、OLのSさんが夜遅くに帰宅すると、玄関のドアの前に見慣れないものが置かれていることに気づいた。 直径10センチほどの泥で…

夜中に山道で赤い着物を着た女

あれは確か、私がまだ駆け出しの怪談師だった頃の話でございます。 ある山奥の村に伝わる「赤い着物」の怪談を採集しに行った時のことでした。 その村は、古くから「赤い着物を着た女に出会ったら、決して目を合わせてはならない」という言い伝えがあるそう…

橋のたもとから浮かぶ灯り

夏手前の蒸し暑い夜、大学の友人グループはKの家に集まっていた。 メンバーはK、M、Rの三人。彼らは怪談や都市伝説に興味を持っており、この夜も新たな冒険を企てていた。 「今日は少し変わった場所に行こうか」 とKが切り出した。 「川辺にある幽霊灯の話、…

夕暮れの白いモヤ

梅雨明けが待ち遠しい、ある蒸し暑い日の午後。 高校の美術部の生徒たちは、日没後の風景を描くため校舎の屋上に来ていた。 「先生、もうちょっとで沈みますね」 「ああ、茜色に染まる空をよく観察して描くんだぞ」 教師の言葉に、生徒たちは一斉にキャンバ…