2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧
高校時代、テニス部に所属していた私は、夏休みに合宿で地方の山奥にある宿泊施設に泊まっていた。 緑に囲まれた静かな環境で、日中の練習は充実していた。 しかし夜になると話は別だ。 街灯も少なく周囲は真っ暗闇に包まれる。 虫の鳴き声だけが響き渡り、…
Oさんは深夜の事務所で残業している最中、同僚のNさんと二人きりだった。 Nさんは真剣に仕事に取り組んでおり、その横顔には明かりが差していた。 しかし急にNさんが机から立ち上がり、不気味な表情でOさんを見つめ始めた。 「君、ちょっと手伝ってくれ…
去年体験した話。 季節は暑い夏が終わり涼しくなってきた頃。 その日の夜、私はその日の内に片付けたい仕事があった為、一人オフィスの中で作業していた。 時計を見ると既に深夜を回り、外は暗闇に包まれている。 私はパソコンの画面に向かって仕事を進めて…
Fさんが残業で遅くなった時の事。 時刻は深夜0時を回っていた。 作業に区切りを付ける為、やってる作業を保存してソフトを終了した。 すると突然、事務室の電気が点滅し始めた。 最初はただの電気のトラブルだろうと思っていたのだが、コピー機の奥から微…
山深い森の中にあるキャンプ場で、私と友人KとMは夜を過ごしていた。 火を囲み、友人たちと笑い話をしていたが、その笑い声が急に途切れた。 K「聞こえるか?」 Kが耳を澄ませて言った。 私とMは耳を澄ませてみたが特に何も聞こえない。 M「いや、特に…
※注意 記事の最後にちょっと不気味な画像を貼り付けていますので、苦手は方は最後まで見ない方がいいかもしれません。 山の中でキャンプをしていた時に起こった出来事。 夏休みの最後の週末、友達のタケシとユキと私は山の中でキャンプをすることにした。 タ…
その日、資料整理で遅くなり、時計は23時を回っていた。 周囲は静まりかえり、エアコンの微かな音だけが響いている。 そんな中、物音が聞こえた。 別室に同僚がいるのでその音かな?と思ったのだが、別室にしてはすぐ近くで聞こえたような感じだった。
知り合いのRから聞いた話。 深夜、入院中のRは、病室でなかなか眠る事ができずウトウトとしていた。 というのも病室のすぐ外にある照明が、先程から点いたり消えたりを繰り返している。 Rは廊下側の為、その照明の光が気になってなかなか眠れない。 しば…
深夜、寒々とした工場の中で数人の従業員が残業をしていた。 機械の音が響く中、彼らは黙々と作業を続けています。 すると、突然一人の従業員が「誰かいる!」と叫びた。 他の作業員は驚いて彼を見ると、彼は指を工場の奥に向けていた。 そこには薄暗い影が…
深夜、一人で残業していた私は、静かな事務室で仕事に没頭していました。 外は暗く、時折風が窓を叩く音が聞こえるだけでした。 その日は特に遅くまで仕事をしていたため、疲れがピークに達していました。 疲れているせいか、時折視線を感じることがありまし…
キャンプ仲間と一緒に夏の山へ登山に行った時のこと。 夕方になり、キャンプ場で私達は焚き火の周りに座り、山の夜空を見上げながら楽しいひとときを過ごしていた。 宴の中で、ふとしたことから怪談の話題が持ち上がった。 興奮と緊張感が宴会を包み込む中、…
古びた町に佇む一軒の古民家。 その古い家に住む老夫婦が、時折見かける不思議な光景に困惑していた。 ある日の夜更け、二人は共に居間で過ごしていた。 そろそろ寝ようかと話していた時、家の中に幽かな笑い声が響き渡った。
K県の半島にある遊園地。 海沿いの丘陵地に広がるその場所は、今では雑草が生い茂り、朽ち果てた建物が並ぶ廃墟となっている。 かつては多くの家族連れで賑わった園内も、今は人影がない。 錆びついた観覧車やジェットコースターが、まるで異様なオブジェの…
夜の神社に友人と肝試しに行った時の話。 真夏の夜、友人と二人で近所の神社に肝試しに行くことにした。 深夜0時を過ぎ、静まり返った道を懐中電灯を片手に歩き、神社の鳥居をくぐった。 夜の神社は昼間とは全く違う雰囲気で、暗闇に包まれた木々は不気味な…
深夜、私は羽田空港から台北へ向かう飛行機に乗っていた。 機内は静まり返り、ほとんどの乗客は眠りに就いていた。 私も疲れを感じていたため、目を閉じてうたた寝をしていた。 しばらくすると奇妙な夢を見た。 夢の中で真っ白な霧に包まれた空を飛んでいる。…
薄暗い路地裏にひっそりと佇む木造アパート「ハイツ松風」。 築40年を超える老朽化した建物は、煤けた外壁と歪んだ窓枠が長年の風雨に耐えてきたことを物語っていた。 その402号室は曰く付きの部屋として知られていて、変な噂が絶えず入居者は長続きしなかっ…
薄暗い山道を一人の男が歩いていた。 男の名前は健太。彼は山奥にある廃村を訪れるためにこの道を歩いていた。 健太が廃村に興味を持った理由は、数年前、祖父から聞いた話がきっかけだった。 祖父の話によると、その廃村にはある恐ろしい影絵があるという。…
薄暗い部屋に一人でいる少女、名前はサクラ。 古い木造家屋の隙間風が吹き、カーテンを揺らして不気味な音を立てていた。サクラは背筋にぞっとするような悪寒を感じながら、鏡の前で髪を梳いていた。 鏡に映る自分の顔はどこかいつもと違う。目の下にクマが…
薄暗い登山道を一人登っていた私は、いつの間にか道を外れてしまっていた。 周囲を見渡しても見覚えのある景色はどこにもない。焦りと不安が募っていく。 日が傾き始め、辺りが暗くなり始めた。懐中電灯の明かりを頼りに何とか歩き続ける。しかし、足元は滑…
私は薄暗いアパートの一室で一人暮らしをしていた。 ある日、古道具屋で奇妙な鏡を見つけた。それは、縁が黒く煤けた古い鏡で、どこか不気味な雰囲気を漂わせていた。 不思議な魅力を感じた私は、その鏡を衝動買いして家に持ち帰った。鏡を壁に掛け、自分の…
友人が大学時代に体験した話。 薄暗い山道を下山中、偶然廃寺を見つけた。 気になったので中も見てみようと廃寺に入っていった。 朽ちかけた門構え、苔むした石段、荒れ果てた本堂。 ひんやりとした空気と静寂が、異様な雰囲気を漂わせている。
知り合いが真夏のキャンプで体験した話。 真夏の夜の河原でテントを張ってキャンプを楽しんでいた知り合いは、焚き火を囲みながら一人静かな時間を過ごしていた。 ふと川の向こう岸からかすかに声が聞こえてきたような気がした。 耳を澄ませるとそれは明らか…
薄暗い納戸の奥から、埃まみれの古いアルバムを見つけた。 懐かしさに駆られ、ページをめくるとそこには幼い頃の私の笑顔が写っていた。その中には鮮明に覚えているはずなのに、なぜか記憶から抜け落ちていた一枚の写真があった。 それは夏祭りの夜に神社で…
友人のFから聞いた話。 Fが高校時代、友達数人で山深いキャンプ場に行った。 季節は夏、丁度開けたよさそうな場所にテントを張って楽しんだ。 やがて夜になり、星空の下で焚き火を囲んで時間を過ごしていた。 気がつくと深夜になっていたのでテントに入り…
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昔、私がまだ幼い頃、私の家は小さな村の中にあった。 我が家の隣には独り暮らしのおじいさんが住んでいた。 おじいさんはいつもニコニコしていて、不思議な話もしてくれたので子供たちには人気者だった。 ある夏の日、私は縁側で夕涼みをしていると隣のおじ…
大学生の夏休みの時、サークルメンバー8人で山の中でキャンプをした。 その日は天気予報だと一日中晴れという事で、夜になると皆で焚き火を囲んで楽しんでいた。 そのうちに怪談をしようという事になり、その手の事が好きな人が順番に語るという事になった…
去年の夏、海側の県のキャンプ場に友人3人で行った時の事。 そこのキャンプ場は木々に囲まれていて、すぐ近くには海水浴場があるため、夏のシーズンになると毎年訪れるキャンプ地だった。 昼は防波堤で釣りをしたり、釣りに飽きると砂浜の方で泳いだりと夏…
小学校6年生の夏、子供会のキャンプで少し離れた山に行った。 これはその時、夜に肝試しをやった時の出来事。 その肝試しは学年混ぜこぜで、男女6人くらいのグループを組み、宿泊所からすぐ近くの山の中腹にある廃屋まで行き、その中に置いてある子供会の…
雪の降る夜、私は友人と二人で山近くの道を車で走っていた。 道の端にはだいぶ雪が積もっているためか、他に走っている車は無くガラガラ。 しばらくすると私たちは山間部に入り、視界が悪くなっていた。 雪は強くなり、路面も真っ白になり始めていた。 カー…