怖い話と怪談の処

あなたが今読んだその話、本当に「作り話」だと言い切れますか?

【怪談】動画編集中のタイムラインに、存在しないはずの「誰か」が紛れ込む

趣味でソロキャンプ動画を配信している、Kさん(20代男性)から聞いた話。

 

半年前の深夜、Kさんは自宅の自室で動画の編集作業に追われていた。

数日前に山奥のキャンプ場で撮影してきた映像を一本の動画にまとめ、翌朝には公開する予定だったのだ。

 

時刻は午前3時を回っていた。

映像の細かな色味を確認するため部屋の明かりを落とし、デュアルモニターの青白い光だけで作業を続けていた。

ヘッドセットからは、自分が焚き火を囲んで肉を焼くパチパチという心地よい音だけが流れていた。

「よし、これで大体つながったな…」

Kさんは一通り繋ぎ終えた、動画のタイムラインを最終確認していた。

しかし、その時だ。

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【怪談】深夜のスマートスピーカーが繰り返す、身に覚えのない「注文」

東京都内のIT企業に勤める、Sさん(30代男性)から聞いた話。

 

独身で一人暮らしの彼は、利便性を求めて自宅の家電のほとんどをスマートスピーカーと連携させていた。

「電気をつけて」「明日の天気を教えて」といった日常のやり取りは、彼にとって孤独を紛らわせるささやかな癒やしでもあったという。

 

しかし、その便利さが、ある夜を境に底知れない恐怖へと変わった。

 

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【恐怖】深夜の美容室、鏡の隅に映り込む「見知らぬ予約客」

今回お話を伺ったのは、横浜市内の有名ヘアサロンで働くアシスタントのAさん(20代女性)だ。

彼女は現在、夜の練習時間も「鏡の正面」に立つことができなくなってしまったという。

 

「鏡は、現実を映すだけのものではないのかもしれません」

そう語る彼女の声は、空調の音しかしない閉店後のサロンで起きた、世にも奇妙な出来事を裏付けていた。

 

事の起こりは先月のこと。

Aさんは翌週に控えたカットモデルの試験のため、一人で居残って練習をしていた。

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【怪談】エレベーターの「閉」ボタンを3回連打してはいけない理由

今回お話を伺ったのは、都内のIT企業に勤めるSさん(30代男性)だ。

彼はあの日以来、どれだけ急いでいても、エレベーターの「閉」ボタンを連打することだけは絶対にしないという。

 

「急いでいたから、なんて言い訳にもなりませんよね」

そう力なく笑うSさんが体験したのは、物理的な法則を無視した、あまりにも静かで不気味な「異空間」への迷い込みだった。

 

事の起こりは昨年の秋。

残業を終えたSさんが、深夜22時過ぎに会社の入る雑居ビルのエレベーターに乗り込んだ時のことだ。

 

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【怪談】スマホの「顔認識」が誰もいない闇の中に映し出した “名前”

スマートフォンの「顔認識」は、今や当たり前の機能だ。

だが、今回お話を伺ったWebデザイナーのKさんは、その便利すぎる機能のせいで、自身の「逃げられない宿命」を突きつけられることになった。

 

「AIには、最初から見えていたんだと思います」

 

震える指で彼が見せてくれたのは、ある夜の自撮り写真。

そこに映っていたのは、AIが冷徹なまでに正確に捉えた、この世ならざる「知人」の痕跡だった。

彼は半年前、地元の友人の三回忌に出席するため、数年ぶりに故郷の静かな町へ帰省した。

 

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【実話】一人で泊まっているはずの部屋に届いた「覚えのない予約」

出張族にとって、ビジネスホテルは単なる「寝床」に過ぎない。

だが、今回お話を伺ったRさんは、あの日以来、二度と地方の古いホテルには泊まれなくなったという。

 

「あの音を聞くだけで、背筋が凍りつくんです」

 

彼女が今でも怯えているのは、深夜の静寂を切り裂いた内線電話のベル。

そして、チェックアウトの瞬間に突きつけられた、この世のものとは思えない「ある証拠」だった。

 

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【怪談】無人駅の掲示板に書かれた「命」という名の忘れ物

私が今回話を聞いた大学生のTさんは、今でも自分の免許証を肌身離さず持っているという。

「自分の名前を忘れてしまいそうで怖い」

震える声でそう語る彼が、半年前の夜、山間部の無人駅で何を見たのか。

掲示板に貼られた、ある「忘れ物」の告知。

そこに自分の名前を見つけた瞬間から、彼の世界は変質してしまった。

 

「街灯もまばらで、虫の声さえ聞こえない。

ただ、遠くで踏切の警報機が鳴り続けているような、奇妙なしんとした、それでいて嫌な予感のする静けさでした」

 

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