怖い話と怪談の処

このブログは知り合いから聞いた話や、思いついた話を載せていきます。完全に自作した話やAIにアイデアを貰った話、心霊系動画に使えそうな素材等を置いていきます。使用したい場合はこのサイトについてを、画像素材は画像素材のTOPの注意事項を必ず読んで下さい。

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

かくれんぼの時に草むらから出てきたもの

知り合いのYから聞いた話。 時期は5月の午後、小学5年生のYは、いつものように友達数人と近くの山でかくれんぼをしていた。 山の中と言っても森のような鬱蒼と茂った木々等はなく、草や雑木、木がまばらにある林のような場所で、子供にとって最高の遊び場だ…

深夜の廊下から響く濡れた足音

大学生の知り合いAから聞いた話。 夏休みのある日、Aは友人S、Eの3人で日本海側の海の近くのホテルに泊まった。 昼間は近くの海で泳ぎ、夜はホテルで海の幸を堪能した。 温泉に入り、部屋に戻ってカードゲーム等で遊び、気がつくと0時近くになったので寝る事…

泊まった旅館の天袋

知り合いのKさんが体験した話。 一人の旅を好むKさんは、その日は地方の古い旅館にたどり着いた。 山間のひっそりとした場所に佇むその旅館は、年季の入った木造建築で、どこか懐かしい雰囲気を漂わせている。 早速旅館の入り口で挨拶をし、出てきた主人に予…

村はずれにあった祠

夏休みのある日、私と友達は地方の田舎の廃村を探索していた。 廃村は雑草が生い茂り、朽ち果てた家々が並んでいてまるで現代じゃないような雰囲気だった。 しばらく村を探索していたが、だいたい見終わったので次はその周辺を探索しはじめた。 すると村はず…

田舎に住んでる爺ちゃんちの納屋

蝉の声が響き渡る夏の夏休み、私は田舎の爺ちゃんの家に泊まりに行っていた。 古い木造家屋は風情があり、縁側でスイカを食べながら爺ちゃんの昔話を聞くのは、子供時代の私にとって最高の楽しみだった。 ある夜、私は縁側に布団を敷いて蚊帳を吊って寝てい…

安アパートの部屋に浮き出るシミ

大学時代、Yさんは家賃が安く、大学から少し離れたアパートに住んでいた。 夏のある日、夜遅くにアルバイトから帰ってきたYさんは、テレビ等を置いてある部屋の出入り口の壁に、薄っすらとした半円の黒いシミがある事に気がついた。 最初は気にしなかったYさ…

キャンプ場のトイレの個室

秋も深まった頃、山歩きが大好きな友人は、一人秋の山のキャンプ場を訪れた。 昼は色とりどりの紅葉を楽しみ、周辺を散策して充実した時間を過ごしていた。 夜になると持参した食材で夕飯を作り、秋の夜の虫の声を聞きながらゆっくりと過ごした。 そして寝る…

キャンプ場の自販機

中学生のSさんは、2年生の時に隣の市にある山のキャンプ場へ野外学習に行った。 2年生の恒例行事であり、バンガローで一泊二日の予定だった。 1日目の夜の行事が終わり、皆それぞれバンガローに戻っていく。 Sさんは喉が渇いていたので、キャンプ場の入り口…

柳の音

学生だったAさんは、サークル仲間数人と山奥のキャンプ場を訪れた。 周囲には柳の木が多く、Aさんたちは川のすぐそばにテントを張った。 他に客はいない静かなキャンプ場だった。 夜、外でバーベキューをしながら過ごしていると、時折吹く風と、柳が風で揺れ…

遭難した時に洞窟にいた人

大学生のFは登山が趣味だった。 ある日、Fはいつもと違う山に挑戦することにした。 それは人里離れた奥地にあり、難易度が高いことで知られる山だった。 Fは朝早く登山を開始し、順調に山頂を目指していた。 しかし午後になると天候が急変し、濃霧が立ち…

深夜に現れた2人の子供

8月も半ばになった時だったと思う、この話は私と友人4人とキャンプに行った時の話。 場所は山奥の河原が近くにある場所。 そこで昼間は川で泳いだり、持ってきた釣り竿で釣りをしたりと川遊びを満喫した。 やがて夜になり、釣った魚や持ってきた食材で夕飯を…

キャンプシーズン真っ只中のキャンプ場の怪異

知り合いのKから聞いた話。 冷たくなり消えた薪 倉庫の奥の影 消えたテント 客の奇妙な体験 謎の言葉 キャンプ場で起きた事件 冷たくなり消えた薪 真夏のキャンプシーズン真っ只中、キャンプ場の従業員であるKは、夜勤の真っ最中だった。 夜中の静寂を破る…

近づいてくるお経

知り合いのAが体験した話。 Aは心霊スポット巡りが趣味の社会人の男。 週末の夜、Aはいつものように心霊スポットへと向かった。その日の目的地は山奥にある廃寺だった。 薄暗い廃寺を懐中電灯で照らしながら、ゆっくりと歩きを進めた。 ひんやりと冷えた空…

キッチンの棚の隙間

私が小学4年生の時の話。 夜中の2時頃、私はトイレで目を覚ました。 用を済ませて部屋に戻ろうとすると、台所から物音が聞こえた。 「誰?・・・兄ちゃん?」 私は恐る恐る台所へと向かった。 薄暗い台所には誰もいない。しかし確かに何かが動いたような音が…

台所にいた人

大学生のTは友人のSとFと一緒に、夜の21時過ぎに車で心霊スポットの廃墟に行った。 薄暗い廃墟の中はひんやりと静まり返り、不気味な空気が漂っていた。 懐中電灯の光を頼りに奥へと進んでいくと、埃まみれの古い家具や壊れた人形などが散乱しており、Tたち…

様子がおかしい同僚

ある日、私は仕事で残業していた。 会社のオフィスはもう誰も残っておらず、私一人が黙々と仕事に取り組んでいた。 窓の外ではすでに暗闇が広がっている。 一時間ほど残業を続けた後、私はちらりと部屋の隅に何かが見えた。 それは人の影だった。私は驚きな…

深夜、会社の1Fロビーにあった奇妙な光景

知り合いのAが体験した話。 金曜の深夜、Aは残業でへとへとになっていた。 もうすぐ0時、ようやく仕事が終わったAはほっとため息をついた。 「さすがにもう誰もいないか…」 薄暗いオフィスを後にし、Aはエレベーターで1階へ向かう。 深夜のオフィスビルは…

閉鎖病棟から聞こえる歌声

私は看護師をしているのですが、一定時間おきに巡回をしないといけない為、薄暗い病室の廊下を静かに歩いていた。 深夜2時。 病院は静まり返り、時折聞こえるのは患者さんの寝息や機械音だけ。 ふと、奇妙な声が聞こえる事に気づき耳を澄ませた。 それはど…

病院で視てしまったら

その日私は、一人でカルテ整理をしていた。 ふと背後で物音が聞こえた。振り返ると隣の病室の扉が少し開いている。 「・・・誰?」 誰もいないはずの病室に声をかけたが、返事があるはずはない。 私は好奇心と不気味さを抱えたままゆっくりと病室に近づいた。…

山奥の祠の中にあった犬頭の石像

もう20年以上前の事。 夏のある日、私は大学の友人3人と山奥でテントを貼りキャンプをしていた。 周囲は木に囲まれた場所だった。 昼間、私たちは周囲を探索していたのだが、しばらく歩いていると友人Bが足を滑らせて転んでしまった。 彼が転んだ先には…

廃キャンプ場の人影

知り合いのAとFから聞いた話。 AとFは大学時代の友人同士で、社会人になった今も、年に一度は一緒にキャンプに出かけるのが恒例行事だった。 今年は人里離れた山奥にある、廃墟となったキャンプ場を目的地に選んだ。 車で山道を進むにつれ周囲は暗くなり…

廃墟ビルの会議室

この話はまた同じ面子で懲りずに廃墟にいった時の話。 ↓前回 ある夏の金曜日の夜、相変わらず会社で残業していた私は、佐藤と山田に廃墟ビルに潜入してみることを提案した。「なあ、今度◯◯にある廃墟ビルに潜入してみないか?」佐藤が「この前あんな事があっ…

山奥の廃墟でキャンプ

ある夏の金曜日の夜、会社に残業していた私は、ふと佐藤と山田を誘って山奥にある廃墟でキャンプをすることを思いついた。 「明日どうせ暇だし、山奥の廃墟でキャンプでもしないか?」 私の提案に二人ともすぐに賛成してくれた。 土曜日の朝早く、私たちは車…

岩場の影から覗いている

私の知り合いAは、子供の頃に山奥にある小さな村で育ち、近所の子供たちとよく山の中にある河原で遊んでいた。 ある夏の日、Aたちはいつものように河原で遊んでいたが、ふと岩場の影に人のようなものが、顔だけ半分出してこちらを覗いているのを見つけた。…

小さな赤い毬

ある夏の夜、私は田舎の祖父母の家で従兄弟たちと遊んでいた。 家は古い木造家屋。 私たちはかくれんぼをして遊んでいて、私は一番年下の従兄弟(女の子でAちゃんとする)を見つけようと座敷に向かった。 座敷はシーンと静まり返っているのだが、襖に隠れて…

【怪談2本】頭部が異様に大きい影、座敷に現れた遊び相手

頭部が異様に大きい影 祖母の家には広々とした座敷があり、家自体は古い家屋で床は年季の入った板張り。ところどころ傷や穴が空いていて、それがまた古い雰囲気を醸し出していた。 ある日、私はその座敷で一人昼寝をしていた。ふと、何か視線を感じて目を覚…

座敷で見た影

私が小学校5年か6年の時の話。 母の実家には広い座敷があった。 古い木造家屋特有の、薄暗くひんやりとした空間だ。 そんな田舎だが、毎年夏になると父の運転で母と遊びに行く。 しかし何故か母は泊まらずに帰ってしまう。 小さい頃は別に何とも思わずに母…

座敷で自分の周りを歩く音

私は子供の頃、夏休みになると母親の実家によく泊まりに行っていた。 ハハの実家は築100年を超える古い家で、夏でもじめじめと暑く、蚊取り線香の煙が常に立ち込めていた。 ある日、昼間に一人で座敷で本を読んでいた時のこと。 誰もいないはずなのに、自…

ガタガタと揺れる襖

友人Sから聞いた話。 夏休みの期間中、大学生のSは自転車で地方を旅していた。 山間の小さな村に辿り着いた頃には、日も暮れ始めていた。 Sは偶然見つけた古い民宿に泊まることにした。 民宿は50代くらいのYさんという夫婦が二人で経営していて、Sの…