家、旅館関係
Nさんは地方の大学に通う三年生で、春から一人暮らしを始めていた。 借りたのは、大学から少し離れた住宅街のはずれにある古い貸家。 間取りは二Kの木造平屋で、家賃の安さと静かな環境に惹かれて決めたのだという。 けれど住み始めてすぐ、妙なことに気づい…
専門学校生のKさんが借りたアパートは、築年数の古い平屋だった。 しかし、畳も壁も手入れが行き届いており、日当たりも良かったため、Kさんはすぐに気に入った。 何より家賃が手頃だった。 引越しを終え、新しい生活にも慣れ始めた頃のことだ。 Kさんは夜中…
Tさんが大学生だった頃の話。 彼女は大学近くの、築年数の古いアパートに住んでいた。 二階の角部屋で、ベランダは隣の棟と向かい合う形になっていたが、特に人通りが多いわけでもない静かな場所だった。 ある日の夕方。 Tさんはアルバイトから帰宅し、部屋…
Tさんは四十代半ばの男性で、県外から山あいの町へ転勤してきた。 職業は陶芸関連のデザイナー。 新しい取引先の工房に常駐することになり、半年ほどの滞在予定で借りたのが、古民家を改装した貸家だった。 築七十年ほどの木造平屋で外観は趣があり、玄関先…
Sさんがその古い貸家に越してきたのは、春の終わりごろだった。 仕事の都合で都会から地方へ移ることになり、最初は試しに短期間だけ借りるつもりで、不動産屋に紹介されたのがその家だった。 築六十年ほどの木造平屋で、庭には梅の木が一本、そして古い濡れ…
Kさんが勤めていたのは、T県の山あいにある古い旅館だった。 木造二階建てで昔は賑わっていたらしいが、今は観光客も減り、常に宿泊客がいるわけではなかった。 その夜も吹雪が強まり、予約していた客が全員キャンセルしたため、館内にはKさんと女将の二人し…
Yさんが大学時代の友人たちと、山奥の温泉旅館へ出かけたのは夏休みの終わりごろだった。 古い旅館を見つけたのは、地理学を専攻している友人のKさんが「昔ながらの湯治場を見てみたい」と言い出したのがきっかけだった。 電車を乗り継ぎ、さらにバスで一時…
Nさんが新居として借りた、古い団地で体験した出来事。 築五〇年を超えるその団地は、外壁がところどころ剥がれている。 入居当初こそ多少の古さに目をつぶっていたが、住み慣れてくるにつれて、夜の静けさがやけに気になるようになった。 特に気味が悪かっ…
古民家を改装して暮らそうとしていた、Rさんが体験した話。 Rさんが購入したのは、築百年を超える木造の家。 かつて庄屋だったというその家は、外観こそ立派だが中は傷みが激しく、柱の色も煤けて黒ずんでいた。 改装工事を自ら手伝いながら進めていたある日…
大学生のTさんから聞いた話。 Tさんは人の住んでいない山奥の別荘で、短期の住み込み管理人をしていた。 仕事は主に、荒れた庭の手入れと別荘の清掃。 周りには何もないため、夜は真っ暗で、音がするとしたら野鳥の鳴き声か、どこかで動く動物の気配くらいだ…
学生だった頃のKさんから聞いた話。 Kさんは大学生で、アパートの二階の角部屋に住んでいた。 大学からは少し離れていたが家賃は安く、間取りも気に入っていた。 ある日、授業が午前中で終わり、昼過ぎにアパートに帰った。 普段なら誰もいない静かな時間。 …
ネットで知り合ったSさんから聞いた話。 彼は数年前、地方で中古の一軒家を購入したことがあるという。 築年数は古いが柱や床はしっかりしていて、価格も手頃だった。 内見のときも特に気になる点はなく、すぐに契約を決めたそうだ。 しかし引っ越し後、奇妙…
Mさんが借りたアパートは、築年数の古い平凡な建物だった。 間取りは「1K」と説明され、三畳半の小さな部屋と台所がついているだけの、ごく普通の一間。 家賃も安く、駅からも近いことから即決した。 ところが、引っ越し当日に荷物を運び込んだとき、Mさんは…
Kさんが中古の一軒家を購入したのは、偶然の出会いだった。 築十年ほどで外観もまだ新しい。 価格は相場よりずっと安く、不審に思いながらも「掘り出し物だ」と考え、契約を決めた。 引っ越し直後、家は快適に思えた。 リビングは広く、二階には寝室と書斎が…
Sさんが大学生だった頃の話。 Sさんは英文学を専攻していて、実家を離れて一人暮らしをしていた。 住んでたのは古いアパートで、部屋は二階の角部屋。 窓から見えるのは隣の家の生垣くらいで、周りは静かな場所だった。 夜型の生活で、課題や本を読んでると…
この話は、Fさんが古民家を購入したときに体験した話。 Fさんは田舎に一軒家を買い、休日を使って改装を進めていた。 築年数は古く、あちこち傷んでいたが、それでも「自分の手で直して住む」という喜びがあった。 ある日、押入れを片付けていると、奥に赤い…
山奥にある古い温泉旅館に泊まったYさんは、夜更けにふと目が覚めた。 せっかくだからと、大浴場に一人で入りに行った。 廊下はしんと静まり返り、外の虫の声だけがかすかに聞こえる。 脱衣所を抜け浴場に入ると、思いのほか湯気が濃く、視界が白く霞んでい…
これは、とある怪談系ユーチューバー、Sさんが学生だった頃の話。 Sさんは、いわゆる心霊スポット巡りが趣味のグループに所属していた。 その日は友人たちと共に、廃れた温泉旅館へと向かっていた。 その旅館は過去に幾度も事件が起きていて、曰くつきの場所…
山間の古びた旅館に泊まったKさんは、その夜、布団に入ってもなかなか眠れなかった。 木造三階建ての建物は、夜になると板の軋む音や風の通り抜ける音がよく響く。 時計を見るとすでに深夜を回っていた。 喉が渇いたのと、ついでに用を足そうと部屋を出て廊…
Sさんが友人たちと、森の中にあるペンションに泊まりに行った時の事。 到着して荷物を降ろし、チェックインを待っている時のこと。 ロビーの奥の壁際に、黒いコートを着た人影が立っているのが目に入った。 帽子を目深にかぶっているのか、顔はよく見えない…
Yさんが山奥の小さな民宿に泊まった時の事。 客は自分ひとりだったようで、貸切状態であった。 夕食後、早めに部屋へ戻り、敷いてあった布団に横になった。 古い木造の宿は夜になると音がよく響き、窓の外では虫の声すらしない。 すぐに眠りに落ちたのだが、…
Kさんが仕事の疲れを癒やそうと、山間の古い旅館に泊まった時の事。 静かな夜、三階の部屋でひとり湯冷ましの水を飲んでいたとき、ふと窓の外に違和感を覚えた。 見るとそこに黒い人影が立っていた。 窓のすぐ外、闇の中で輪郭だけが浮かんでいる。 ここは三…
冬のある日、Mさんは学生時代の友人たちと四人で山奥のコテージに泊まった。 そこは小さなスキー場のさらに奥、街の明かりも届かない場所で、雪深い冬には一面が真っ白になる。 夕方に到着したとき、外はすでに薄暗く、雪はしんしんと降り続いていた。 冷気…
この話は会社の先輩であるYさんが、お盆休みに体験した出来事。 Yさんは同じ部署の同僚三人、Kさん、Sさん、Hさんと一緒に、山奥にある貸別荘を借り、バーベキューを楽しむことにした。 別荘は木造二階建てで、周囲は鬱蒼とした林に囲まれ、最寄りの集落まで…
釣り好きのKさんは、同じ趣味を持つSさん、Tさんと三人で、山間の川沿いにある古い旅館に泊まる計画を立てた。 その川は昔から、鮎やヤマメがよく釣れることで知られていたが、近年は人も少なく、夜になると水の音だけが谷に響く静かな場所だという。 宿は木…
秋も深まった頃、Tさんは大学時代の友人たち、Sさん、Mさん、Kさんの四人と、久しぶりの再会を兼ねて山奥の温泉旅館へ泊まりに行った。 その宿は築八十年を超える古い木造三階建てで、山の斜面に寄り添うように建てられていた。 廊下は長く、夜になると外の…
大学生のMさんが借りたアパートの一室は、築年数はそこそこだが陽当たりもよく、広さも手頃で気に入っていた。 引っ越してきて数日は、慣れない環境の疲れもあって、特に変わったことは感じなかった。 ただ、夜中に目が覚めると、時折、壁に貼られた花柄の壁…
大学生のKさんから聞いた話。 Kさんは大学の仲間と、夏休みに山奥にある小さな村の旅館へ卒業旅行に訪れた。 インターネットで偶然見つけたその旅館は、都会の喧騒から離れた静かな場所にあると書かれていた。 旅館に着くとKさんたちを出迎えたのは、白髪の…
Tさんが学生だった頃の話。 Tさんは大学の近くにある、古いアパートで一人暮らしをしていた。 家賃の安さに惹かれて決めたという。 部屋の隅にはびたタンスが置かれており、管理人さんからは前の住人が置いていったもので、好きなように使ってくださいと言わ…
医療現場で日々忙しく働く、看護師のYさんから聞いた話。 Yさんは毎年お盆になると、実家のある山間の集落へ帰省していた。 その集落は古めかしい風習が残る場所で、特に夏場の夜には、どこかの家が唱えてるのか、遠くから聞こえる念仏の声がするのが当たり…