怖い話と怪談の処

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【怪談2本】頭部が異様に大きい影、座敷に現れた遊び相手

頭部が異様に大きい影

祖母の家には広々とした座敷があり、家自体は古い家屋で床は年季の入った板張り。
ところどころ傷や穴が空いていて、それがまた古い雰囲気を醸し出していた。

 

ある日、私はその座敷で一人昼寝をしていた。
ふと、何か視線を感じて目を覚ました。
すると私のすぐ横に奇妙な影が立っていた。

誰だろう?と思いながらよく見てみると、それは人型の影なのだが頭部が異様に大きく、体全体がゆらゆらと揺らいでいた。
私はびっくりしてで声もず、ただジッとその影を見つめることしかできなかった。

 

影はしばらく私の前に立ち尽くしていたのだが、やがてゆっくりと消えていった。
私は何が起こったのか理解できなかった。

 

 

座敷に現れた遊び相手

夏休みにばあちゃんの家に遊びに行った時の事。

 

ある日、私は一人で座敷で寝そべっていた。
その日は墓参りに行く日だったのだが、私は面倒だから家にいる、と言って留守番をしていた。

 

暇だし何しようかなーと考えていると、どこからか子供の声が聞こえてきた。
「一緒に遊ぼうよ」
振り返ると、そこには小さな女の子が立っていた。
その子は私と同年代くらいに見える。
暇を持て余していた私は、その子と一緒に遊ぶことにした。
二人だけで鬼ごっこや、かくれんぼをしていたのだが、それでもとても楽しかった。

 

やがて夕方になった時だったと思う。
かくれんぼを何回かしていた時、どこを探してもその子が見つからなくなってしまったのだ。
その時は帰っちゃったんだろうか?と思っていると、玄関からガラガラガラっと玄関が開く音がし「ただいまー」と墓参りにいった家族が帰ってきた。
「おかえりー」
と言って玄関に出迎えに行った時に外を見てびっくりした。
さっきまで日が傾いてきた夕方だったはずなのに、今は昼間のような明るさになっている。
え?と思って外に出ると太陽は真上、ようするにお昼時なのだ。

 

何が起きたか分からずに「あれ?今お昼?」等と言っていると、母親に
「宿題やらずに寝てたんでしょー」
と言われた。
寝てないよ!と言ってさっきまでの事を話したのだが、やっぱり寝てたんじゃんと言われて終わってしまった。

 

ただばあちゃんの方を見た時に
「そうかそうか」
と言いながらニコニコして頷いていた。
あとでばあちゃんに聞いてみたところ、私がいいこにしてたから◯◯様が遊びに来てくれたんだね、と教えてくれたのだが、その◯◯様というのが何て言ったのか思い出せない。