怖い話と怪談の処

このブログは知り合いから聞いた話や、思いついた話を載せていきます。完全に自作した話やAIにアイデアを貰った話、心霊系動画に使えそうな素材等を置いていきます。使用したい場合はこのサイトについてを、画像素材は画像素材のTOPの注意事項を必ず読んで下さい。

寝静まった機内で見た影

深夜、私は羽田空港から台北へ向かう飛行機に乗っていた。

機内は静まり返り、ほとんどの乗客は眠りに就いていた。

私も疲れを感じていたため、目を閉じてうたた寝をしていた。

 

しばらくすると奇妙な夢を見た。

夢の中で真っ白な霧に包まれた空を飛んでいる。

周囲には何も見えず、ただ不気味な静寂だけが響き渡っていた。

夢から覚めると背筋に悪寒を感じた。

ふと機内の様子がおかしいことに気づいた。

照明が薄暗くなり、窓の外は真っ暗な闇に包まれていた。

不安を感じながら周囲を見渡した。

すると私の斜め前の座席に、奇妙な影が映っていることに気づいた。

それは明らかに人間ではない形をしていた。

影はまるで薄い布でできたようにぼんやりとしている。

そしてその影はゆっくりと動き出し、私の座席の方へ向かってきた。

恐怖で震えながら、私はその影をじっと見つめていると、影は私の目の前にまで近づき、私の顔を見つめているようだ。

その瞬間、私は影から強烈な寒気を感じた。

影は何も言わず、ただじっと私を見つめているようだ。

私は恐怖のあまり声も出なかった。

ただただその影から逃げ出したかった。

だが体が動かない。

まるで影に押さえられているような感覚だった。

 

影はしばらく私の顔を見つめた後、ゆっくりと消えていった。

しかし私はしばらくの間恐怖で動けなかった。

ようやく体が動かせるようになった時、私は客室乗務員を探した。

客室乗務員を見つけたので今起こった出来事を話したのだが、私の話を信じようとせず、少し焦ったような感じで「夢でも見たのでしょう」と言われて片付けられてしまった。