夏休みに入ったばかりの7月の事。
大学のサークル仲間5人、A子、B美、C香、D奈、E子は、海辺のキャンプ場に来ていた。
昼間は海水浴やビーチバレーを楽しんだ彼女たちは、夜になると砂浜に焚き火を囲んで、怪談話を始めた。
「この近くには、曰くつきの岬があるって知ってる?」
地元出身のC香が、意味ありげに話を切り出した。
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大学のサークル仲間5人、A子、B美、C香、D奈、E子は、海辺のキャンプ場に来ていた。
昼間は海水浴やビーチバレーを楽しんだ彼女たちは、夜になると砂浜に焚き火を囲んで、怪談話を始めた。
「この近くには、曰くつきの岬があるって知ってる?」
地元出身のC香が、意味ありげに話を切り出した。
続きを読む大学生のA子は、夏休みを利用して友人3人と海辺の別荘に遊びに来ていた。
その別荘はA子の叔母が所有するもので、古くて少し不気味な雰囲気だったが広くて快適だった。
ある夜、4人はトランプをして遊んでいた。
窓の外は嵐で激しい雨が窓を叩きつけていた。
その時、突然停電が起こり部屋は真っ暗闇に包まれた。
「キャー!」
悲鳴を上げたのはB子だった。
続きを読む夕暮れ迫る薄暗い校舎。
部活に熱中していたAさんは、気がつけばすっかり日が暮れてしまっていた。
慌てて荷物をまとめ帰路につこうとするが、大事な教科書を教室に忘れてきたことに気づいた。
もうあたりはすっかり暗くなっている。
それでも教科書は宿題の為に必要なものだ。
ため息をつきながら、Aさんは重い足取りで4階の教室へと向かったのだが、向かってる途中で嫌な噂を思い出してしまった。
それは「18時を過ぎると4階の教室の中に黒い影が歩き回っている」というものだった。
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