怖い話と怪談の処

このブログは知り合いから聞いた話や、思いついた話を載せていきます。完全に自作した話やAIにアイデアを貰った話、心霊系動画に使えそうな素材等を置いていきます。使用したい場合はこのサイトについてを、画像素材は画像素材のTOPの注意事項を必ず読んで下さい。

岬に出る白い服を着た女性

夏休みに入ったばかりの7月の事。

大学のサークル仲間5人、A子、B美、C香、D奈、E子は、海辺のキャンプ場に来ていた。

昼間は海水浴やビーチバレーを楽しんだ彼女たちは、夜になると砂浜に焚き火を囲んで、怪談話を始めた。

「この近くには、曰くつきの岬があるって知ってる?」

地元出身のC香が、意味ありげに話を切り出した。

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暗闇の中、声が途絶えてしまった友人

大学生のA子は、夏休みを利用して友人3人と海辺の別荘に遊びに来ていた。

その別荘はA子の叔母が所有するもので、古くて少し不気味な雰囲気だったが広くて快適だった。

 

ある夜、4人はトランプをして遊んでいた。

窓の外は嵐で激しい雨が窓を叩きつけていた。

その時、突然停電が起こり部屋は真っ暗闇に包まれた。

「キャー!」

悲鳴を上げたのはB子だった。

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教室の中を徘徊する影

夕暮れ迫る薄暗い校舎。

部活に熱中していたAさんは、気がつけばすっかり日が暮れてしまっていた。

慌てて荷物をまとめ帰路につこうとするが、大事な教科書を教室に忘れてきたことに気づいた。

もうあたりはすっかり暗くなっている。

それでも教科書は宿題の為に必要なものだ。

ため息をつきながら、Aさんは重い足取りで4階の教室へと向かったのだが、向かってる途中で嫌な噂を思い出してしまった。

それは「18時を過ぎると4階の教室の中に黒い影が歩き回っている」というものだった。

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山奥にある霧ノ村

Dさんは旅行が趣味だった。

 

有名な観光地もいいけれど、Dさんはどちらかというとあまり知られていないような、秘境と呼ばれる場所を訪れるのが好きだった。

ある日、Dさんは、山奥にある「霧ノ村」という村を訪れることにした。

霧ノ村は名前の通り、一年中霧に包まれた村で地図にも載っていないような、まさに秘境と呼ぶにふさわしい場所だった。

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真夜中だけのチャットルーム

学生時代、友達のB子から聞いた話。

 

B子はパソコンで夜更かしが大好きだった。

学校が終わって家に帰ると、すぐにパソコンを開いてチャットルームに入り浸るのが日課だった。

ある日、B子はいつもとは違うチャットルームを見つけた。

「真夜中の井戸端会議」という名前で、深夜0時から朝6時までしか開いていないらしい。

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廃寺でひとりこっくりさん

Aは、オカルト掲示板の住人だった。

日々様々な怖い話を漁っては、ゾクゾクとしたスリルを楽しんでいた。

そんなAが最近気になっているのが、「ひとりこっくりさん」という遊びだった。

廃寺や夜の神社、いわく付きの場所でやるといいと書いてあったので、Aは廃寺を探して行ってみることにした。

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奥の広間にある大仏

Kさんが高校時代に体験した話。

 

Kさんは高校陸上部の長距離選手で、夏の合宿で山奥にある古い寺に泊まり込んでいた。

昼間は寺の近くの広場で走り込み、夜は寺の広間で雑魚寝。

一日中走りっぱなしで疲れ果て、夜は泥のように眠りに落ちるはずだった。

しかし、Kさんはなかなか寝付けなかった。

寺の住職が毎晩語る怪談のせいだ。

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