2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧
これは、数年前に知り合いのUさんが体験した不気味な話。 その夜、Uさんは仕事の関係で遅くなり、深夜に一人で山道を車で走っていた。 山道は街灯もほとんどなく、車のヘッドライトだけが道を照らしている。 車内には静かにエンジン音が響くだけで、Uさんは…
怖い話が好きなTさんが体験した話。 季節はもう夏の終わり頃、Tさんは懐中電灯を片手に、友人たちと一緒に人家からかなり離れた神社にやってきた その神社に特に怖い話とかそういうのは何もないが、肝試しをしようという事でやってきたのだ。 時刻はすでに0…
この話を聞かせてくれたのは、Y先生という結構な年の先生で、彼がまだ新任だった頃のこと。 Y先生はその夜、初めての宿直を任されていた。 緊張とともに夜が更けていき、見回りの時間がやってきた。 校内は静まり返り、廊下には自分の足音だけが響く。 今の…
これは入院中、Kさんという看護師さんから聞いた話。 夜の静まり返った病院。 時刻は深夜、ほとんどの灯りが消され、廊下にはかすかな足音だけが響いていた。 看護師のKさんは、ナースステーションで書類整理をしていた。 ふと、ナースコールが鳴り響く。 K…
Yさんがまだ小学生だった頃の話。 学校の帰り道、普段とは違う山道を通ることにした。 その山道は山のふもとに続く古い道で、ほとんど使われていない場所。 天気もよく、Yさんは一人で静かな山道を歩いていた。 すると道の途中で奇妙な石を見つけた。 普通の…
Fさんが大学の友人たちと一緒に、山を散歩していた時の事。 夕暮れが迫り、山の中は徐々に薄暗くなっていく。 彼らは少し道に迷ったものの、楽しげに山道を進んでいた。 だがふとした瞬間、Fさんは遠くから微かに聞こえる音に気づき耳を澄ませた。 それはか…
夏のキャンプの夜、高校生のS君たちは、4人でキャンプファイヤーを囲んでいた。 焚き火の明かりが揺れ、火のはぜる音が心地よく響る中、彼らは楽しげに歌を歌い、キャンプの楽しい時間を過ごしていた。 その時、どこからともなく森の奥から別の歌声が聞こえ…
ある夏の日の午後、小学四年生のK君たちは、学校が終わってから友達と一緒に山で遊んでいた。 彼らは虫取りや木登りに夢中になり、時間が経つのも忘れていた。 しかし夕方になり、太陽が沈み始めるとそろそろ帰る時間だと気づいた。 「もう帰ろうか。」 誰か…
大学時代、登山部で仲が良かったAさんたちの話。 Aさんたち六人は、夏のお盆休みを利用して山奥の小さな山小屋に泊まることにした。 事前に電話で予約を入れた際、管理人さんから 「私たち山小屋のスタッフは夕方に下山しますので、食器や寝具はあらかじめ用…
日が傾き始めたお盆の夕方、俺はとある山を一人で登っていた。 目的は山頂付近にある小さな祠。 毎年お盆には、そこに登って亡くなった祖父を偲んでいたのだ。 しかし今年は少し道を間違えたらしく、人気のない獣道に入ってしまったらしい。 辺りは徐々に暗…
毎年恒例、お盆の迎え火。 パチパチと音を立てる炎を見つめながら、線香の香りに包まれ、ご先祖様との再会を心待ちにしていた。 「今年も無事に帰ってきてください」 そう呟いた時、何かが視界の端に映った。 燃え盛る炎の中に、見慣れない老人の姿が浮かび…
藤原結衣はある日、高校時代の先輩、松本亮から連絡を受けた。 亮は結衣の高校時代の仲の良い先輩で、結衣が除霊師の力を使うことを知る数少ない一人だった。 彼は今、地方の小さな町で教師をしていたが、最近その町の学校で奇妙な現象が頻発しているという…
ある日、結衣のもとに助けを求める手紙が届いた。それはある古い館に住む家族からのもので、館では夜な夜な奇妙な音や影が現れ、家族全員が恐怖におののいているという。 結衣は館の所在地へと向かった。館の門をくぐるとすぐに異様な気配を感じ取った。 館…
ある日、結衣のもとに一通の手紙が届いた。手紙は遠くの村からで、奇妙な出来事が続いているという内容だった。村人たちが次々と原因不明の病に倒れたり、家畜が急に死んでしまったりしていた。 結衣はその手紙に記された村へと向かった。村の入り口で待って…
藤原結衣は20代半ばの女性で、除霊師の家系に生まれた。その家族は代々悪霊を退治し、浄化する力を受け継いできた。 結衣の両親もまた除霊師として名高い存在だった。幼い頃から霊の存在を感じることができた結衣は、自然とその力を受け入れ訓練を重ねてきた…
山深い山中で一人で登山をしていた時の話。 日が暮れ、予定していたよりもだいぶ道を進んでしまっていた私は、途方に暮れかけていた。 そんな時、木々の奥まった所に古びた山小屋があるのに気づいた。 「あんなところに…」 山小屋なら管理人が常駐しているは…
K君は毎朝通っている通学路が好きだった。 家から学校までの道のりは、友達と合流して一緒に歩くのが楽しみだったからだ。 その日もいつものように家を出て、友達と待ち合わせ場所で合流した。 ところがいつもの角を曲がった瞬間、K君たちは立ち止まった。 …
都会の喧騒から離れ、田舎の大学に進学するために引っ越してきたFさん。 新しい環境に胸を躍らせていたが、そこで奇妙な噂を耳にすることになった。 Fさんが大学に入学して間もない頃、友人たちと一緒に村の古い図書館で課題に取り組んでいた。 図書館は夜遅…